こんにちは。
カラダLABOの芝内です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
年齢を重ねるごとに
「昔に比べてお腹まわりがスッキリしなくなってきた」「一生懸命、腹筋運動をしているのに下っ腹が凹まない」
といったお悩みを耳にすることが増えました。
「もう歳だから、筋力が落ちたのかな…」と諦めそうになる方も多いのですが、実はそこには、筋力不足だけではない「体の隠れた仕組み」が関係しています。
前回、呼吸の主役としてご紹介した
『横隔膜(おうかくまく)』
実はこの筋肉、呼吸だけでなく、私たちの「きれいな姿勢」や「引き締まったお腹」をキープするための、とても大切な役割を担っているのです。
イメージしてみてくだい。
私たちのお腹の中には、一つの「風船」のような空間があります。
上には横隔膜、まわりにはお腹の筋肉、下には骨盤の筋肉が壁となって、大切な内臓を囲んでいます。
息を深く吸うとき、天井である横隔膜がピストンのようにグッと下に下がります。
すると
お腹の中の風船がキュッと縮んで
内側から心地よい圧力が生まれます。
この高まった圧力が、実は背骨を内側からしっかりと支える「天然のクッション(空気圧のクッション)」になるのです。
しかし
デスクワークやスマホの長時間の使用で姿勢が崩れ、呼吸が浅くなるとどうなるでしょう。
天井である横隔膜が動かなくなり、内側のクッションはペシャンコに潰れてしまいます。
大黒柱である背骨を内側から支えられなくなった体は、なんとかバランスを取ろうとして腰を反らせてしまいます(反り腰)。
そして、上からの支えを失った内臓が、行き場をなくして前へと押し出されてしまう
これが、がんばっても凹まない「ぽっこりお腹」や、慢性的な「腰痛」の原因になっていきます。
つまり
お腹をスッキリさせ、腰を守るために本当に必要なのは、表面の筋肉をハードに鍛えることではなく、まずは「横隔膜をしっかり動かして、内側のクッションを復活させてあげること」です。
横隔膜は
みぞおちから背中にかけて
肋骨の下をドーム状にくっついている筋肉です。
その横隔膜を、真上に持ち上げるように
背筋をすっと伸ばしてみる。
そして
その姿勢のまま、お腹の風船をふくらませるように深く息を吸ってみる。
これだけでも、あなたの体の中の
横隔膜は、立派な体幹トレーニングを始めています。
今日も、あなたの体を内側から支える優しい呼吸とともに、心地よい一日をお過ごしください。