「もっと強く押してください」
施術中によくいただくご要望のひとつです。
確かに、強い刺激を受けると「効いている感じ」がして満足感を得やすいものです。
ですが、実は強すぎる刺激は、体にとって必ずしも良いとは限らないんですよー!
私たちの筋肉には、自分の体を守ろうとする働きがあります(私たちの筋肉ちゃんはとっても優秀なんです)
強い力で押されたり、痛みを感じたりすると…なんとなんとッ!筋肉は危険を察知して防御反応を起こすことがあるんです。
すると、筋肉が緊張して、かえって硬くなってしまうということに…。
実際に施術をしていると、強い圧を入れた瞬間に筋肉がピクッと反応したり、指の下で急に硬くなったりすることがあります。
これは体が無意識に自分を守ろうとしているサインのひとつ!
ご本人は気づいていないことも多いのですが、体はとても正直です。(そして優秀!)
「もっと強くしてほしい」と感じていても、筋肉は「少し警戒したい」と反応している場合があるのです。
また、強い刺激に慣れてしまうと、だんだん普通の圧では物足りなく感じることがあります。
とはいえこれは、筋肉がほぐれにくくなったわけではなく、刺激に慣れてしまっている状態かもしれません。
本当に筋肉をゆるめていくためには、体が安心して力を抜ける状態を作ることが大切なのです。
そのため当店では、ただ強く押すのではなく、お体の状態や筋肉の反応を確認しながら、無理のない圧でじっくりゆるめていきます。
施術中は、お客様のお声だけでなく、呼吸の変化や筋肉の反応も見ながら圧を調整しています。
最初は少し物足りなく感じることもあるかもしれません。
ですが、筋肉が警戒を解き、安心してゆるみ始めると、深い部分まで自然とほぐれやすくなります。
「強い=良い施術」ではなく、「体が安心してゆるめる圧」が結果的に体への負担が少なく、持続しやすい施術につながります。
肩こりや疲れが気になる方こそ、ぜひ一度「力でほぐす」ではなく「ゆるめる施術」を体感してみてください。