「しっかり寝たはずなのに疲れが取れない」
「以前は平気だった家事や仕事がしんどい」
「休日に休んでも回復しない」
このような疲労感に悩んでいる更年期世代の女性は少なくありません。
更年期とは、閉経をはさんだ前後約10年間の時期を指します。この時期になると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が大きく減少し、体にさまざまな変化が起こります。
特に疲労感の背景には、自律神経の乱れが関係しています。
自律神経は、活動時に働く「交感神経」と、休息時に働く「副交感神経」のバランスによって体をコントロールしています。
しかし、更年期になるとホルモンの変化によってこのバランスが崩れやすくなります。
その結果、
・疲れやすい
・集中力が続かない
・イライラする
・動悸がする
・寝ても回復しない
といった症状が現れることがあります。
また、更年期には睡眠の質が低下しやすくなります。
寝つきが悪い、夜中に目が覚める、朝早く目が覚めるなどの症状が続くと、十分な睡眠時間を確保していても疲労が抜けにくくなります。
さらに、疲労感の原因はホルモンだけではありません。
実際には、
・鉄不足
・タンパク質不足
・ビタミンB群不足
・マグネシウム不足
などの栄養状態が関係していることもあります。
特に鉄は全身に酸素を運ぶために必要な栄養素です。
不足すると、疲れやすさやめまい、集中力の低下などが起こりやすくなります。
疲労感を改善するためには、
1. 朝日を浴びる
2. タンパク質をしっかり摂る
3. 軽い散歩などの運動を行う
4. 睡眠時間だけでなく睡眠の質を見直す
ことが大切です。
また、鍼灸は自律神経のバランスを整え、血流を改善することで、更年期の疲労感のサポートになる場合があります。
更年期の疲労感は「年齢のせいだから仕方がない」と思われがちですが、適切なケアによって改善が期待できます。
もし疲労感が続いている場合は、一人で我慢せずに専門家へ相談してみてください。
体からのサインに早めに気づくことが、元気な毎日への第一歩です。